『あなたの経験には意味がある』礒一明著ビジネス社 2010年10月10日 第1刷 207ページ 1300円
この本のまだ1章しか読んでいないのですが、大変励まされました。人生のどん底の経験はそう何度もできる体験ではありませんし貴重な経験であるからです。そして、人生は学びと魂の成長であるとはスピリチュアルな生き方です。
どん底の経験はしようと思って出来るものではありません。だからこそ、そのような経験をさせていただけたという事は大きなめぐみなのであると思います。私自身は、どん底を経験していますが未だに回復をしてはいません。それには、理由があると思います。経済的などん底経験という課題を頂いて、そこからの学びがまだできていないという事です。
学びの第一は、どん底体験です。スピリチュアルな視点からすると、魂の成長のためにどん底経験をしたのですからそこからの学びを得なけれなりません。この本を読んで、学びに気づかされました。私のどん底経験の学びは、経済の課題で訪れました。2007年の暮れの事です。多額の負債を背負いました。突然一夜にしてどん底に落ちるのですから恐れと不安・心配の感情に襲われました。
学びの第二は「恐れ」の感情です。お金とこころは結びついていますし、お金と生活も結びついています。これから先どうなるのか全く予測がつかない事への恐れや不安がこころを支配してしまいます。この恐れの感情は、マイナスのエネルギーを出しているので、マイナスの状況を引き寄せてしまいます。現状が厳しい状態が続きますと恐れの感情も出てきてしまうという負のサイクルが回り出してしまいます。まさに悪循環で、エネルギーがマイナスの方向に回り出してしまいす。
どん底に落ちてしばらく頑張っていると、もうこれ以上落ちることは無い。これ以上悪くはならないと感じられれば、後は上向くだけです。このあたりの、感情の変化をつかめていなかったように思います。ですから、中々V字回復というような眼を見張るような経験にならないのです。
こころと感情、こころとお金が繋がっているのであれば、こころの持ち方が「恐れ」の感情を手放す秘訣を持っている。この本の中で、どん底体験は心の度量を試されているのだと言っていますが、聖書に耐えられないような試練は与えないと言うのですから、負債額以上の器量があるから宇宙はその負債を与えられたと理解すればよいのだと。
このような理解が出来ると、そうか私にはこの負債を返済する度量があるのだと確信することが、スイッチをオンに変える秘訣なのだという。この点は教えらた所であるし、なるほどと納得したところです。今までは、返済不能と思っていましたが、いや待てよ、私には返済できる度量があるのだと思うように変化しました。そうしたら、何か分からないが楽しくなってきました。これで、第二の恐れの感情の学びはクリヤできたのではないかと思っています。
学びの第三は、第一と第二をくりあしたならば、涙が出るほどの奇跡が待っていた。という結末なのです。私は第二をクリアしたところで、エネルギーの流れが負からプラスに換わって流れ始めた所ですから、これからたくさんの変化を経験させていただきたいと思っています。恐れの感情から、感謝の感情に変化していますので。
しかしながら、幸せはこころの中にあり、自分が感じ取り決めるものです。私は、スピリチュアルの世界に入りこの分野で仕事を始めました。新たな挑戦をしたところですが幸せです。経済の課題は既に取り組んでいますので、今後結果は伴って来ます。私を取り巻く環境が幸せを表現しているからです。
これから、どのような変化が私の人生に起きて来るのか、宇宙は何を与えて下さるのか?私自身がどのような青写真を計画してこの世に生まれて来たのか知りたいのです。スピリチュアルな生き方は宇宙が応援してくれる生き方と言えるのかも知れません。それを体験する身近な経験の一つが共時性という体験です。これから、その経験を沢山して行きたいものです。やがてその先に、大きな奇跡が待っていると信じて。