新党オリーブの木合同街頭演説会   弁士一水会 木村浩三氏

  1. はじめに
  2. 日本の対米自立
  3. 新党オリーブの木
  4. 最後に

1.はじめに

この街頭演説は、2019年7月20日(土)参議院選挙最終日に数寄屋橋交差点にて新党オリーブの木の弁士として演説した内容で、21分36秒の時間がかかります。その為に、全内容を文字起こしをしました。このビデオはわたしがスマホで撮影したもので、今回記事にしてインターネットにアップするにあたり区分とタイトルは私が付けました。演説の内容は日本の政治と経済の構造がアメリカに搾取されている事が良く分かります。それは戦後74年が過ぎた今も変わらずアメリカ軍の支配下にあるという事です。何故、主権国家に米軍がこんなにも沢山日本国中に有るのかその理由が理解できます。対米自立をオリーブの木は公約に掲げていますが、これこそが日本に政治経済の根本的課題であり、これに取り組む事が日本国民を豊かにする道であると私は思います。今回の参議院選挙で対米自立と日米安保の破棄を掲げた政党は他には見当たらなかった、共産党が近いことを言っていたようですが、コミュンテルンの統率下にある日本共産党とは供にすることは出来ないとわたくしは思っています。音声は「街頭演説 一水会 木村浩三氏」から聞くことが出来ます。

街頭演説 一水会 木村浩三氏

数寄屋橋街頭 オリーブの木候補者

2.日本の対米自立

数寄屋橋御通行の皆様、ただ今ご紹介に預かりました一水会の木村でございます。私たち一水会は長らく日本の対米自立と言いますか日本の国が安倍のいいなりになって、いろいろな事をやってしまう事に反対をしてきた活動をしております。

日本の地位協定

この対米自立という事を訴えますと、中々既存の政治家の先生たちはアメリカに気兼ねをして、またアメリカを怖がって日米の地位協定の問題や、米軍の兵士が基地の外で色々な犯罪を犯すことに関しても、しっかりとした対応を取って来ないわけです。こういう問題を根本から考えなければならない。そして、日本の国民の生活といのちと、さらに日本の法律をアメリカに守ってもらおうではないかと。こいうことを訴えて参っております。

このオリーブの木、今回、他の政治家の既存の政治家の方々は、日本の根本的な問題である、日本とアメリカの関係を口ごもって、地位協定の改定についてもあまり話しておりません。

アメリカに盾を突くと、鳩山政権は辺野古基地で

何故でしょうか?2009年に辺野古反対で民主党の鳩山政権が立ち上がりました。しかし鳩山政権は辺野古の基地を反対してアメリカに対して盾を突いたという事で政権がつぶされてしまいました。

田中角栄さんロッキード事件で

今から40年前には、田中角栄さんがアメリカとの経済問題で、中国と国交を回復する、オーストラリアやカナダと経済関係を作る。こういうことをアメリカに言わないで経済関係を構築しました。そうしましたら、田中角栄さんがロッキード事件という事でつぶされてしまいました。

戦後ずっと、アメリカに国民の血税を貢いできている

なんで戦後70数年も経っていながら日本とアメリカには独立国家間のそれぞれを尊重されるべき国同士にもかかわらず、日本の経済のある部分においては、郵便局の問題や、さらには国債を買わなければならない国民の税金を吸い上げられてアメリカに貢いでいってる状態です。

消費増税は必要は無い、財源は法人税と株の配当金課税で賄える

今年10月から消費税増税がされますね。10%、消費税が10%になって政府の見込みでは5兆7千億の税収を見込んでいます。5兆7千億の税収を見込んで国の借金や国債に支払う金が2兆円なんです。あとの3兆7千億で高校の無償化だとか、待機児童の問題とか、国民の生活の改善していくための手当てにすると言っているわけです。

日本は気前よくアメリカに貢いでいる

よく考えて下さいよ皆さん。日本はアメリカに税金を含めて米国債を買うという事で、どんどんどんどんお金を貢いでいるんじゃないんですか。アメリカに気前よくプレゼントしていってるんじゃないんですか。

本来ならば国民の生活や日本のインフラや子ども達の育成のためにそういうお金を使われてしかるべきものを、ポンコツのF35を曝買いしたり、イージスアシュラなどという果たして陸上でそれが機能作動するのかわからないものを、安倍政権は曝買いしているんですよ。思いついたようにトランプさんに今度こういう飛行機を買いますよ、オスプレイという未亡人製造機の危ないヘリコプターを何十機も買ってこの日本に配備するのです。

イバンカさんの財団に気前よく50億円、国民の税金ですよ

皆さん、トランプ大統領が日本に何回かやって来た時に、トランプ大統領の娘さんでイバンカさんという方がいます。このイバンカさんの財団に安倍総理は何と50億円ものお金をポンと寄付したのですよ。知っていますか?安倍総理が自分のポケットマネーで50億円も寄付するのなば、安倍さんすごいねー、中々日米関係を考えてイバンカさんに対する寄付もいいねーという事ですが、国民の税金ですよ。国民が一生懸命額に汗して働いて納めた血税をポンと50億円の金をイバンカさんの財団に寄付しています。

原因不明で墜落したF35、国の安全保障に利するのですか?

さらに、さきほども言いましたけれども飛行機の使い道にならにようなF35、こういうものを買って、F35が事故を起こして青森沖に墜落したんですね。青森に墜落したにもかかわらずそのF35の墜落原因が一体何かという事をいまだに不明なままなんです。どいう事がミスで事故が起きたのか?さらにパイロットの操作ミスなのかこいう問題が分からないまま放置させられて、さらにそれを買い続けるというのは、この日本の国防、国の安全保障に利するものなんですか。わたしは全く利しない思います。

財源はこの6年間で内部留保金が445兆円、法人税への課税で

消費税を上げる事においても、税収が5.7兆円それにいても色々な配分がありますけれども、国の借金に2兆円、みなさん、本来ならば消費税は上げないで景気の落ち込むのをストップしてそして、その財源はどうするのかというならば、法人税を上げて法人税から財源を確保すれば良いのです。

何故かと言いますと、この6年間で大企業の内部留保金445兆円も伸びているんです。445兆円が内部留保金で貯まっているんですよ。大企業の、そして法人税は34.54%から29.38%まで法人税を安倍政権は落としたんです。法人税を下げたんです。下げた結果、内部留保金が6年間で446兆円、1年間で考えてみてごらんなさい。70兆円が内部留保金で貯まっているんです。

さらに、株の金融所得課税を課せば増税は必要ない

さらに法人税が5%下がったという事で70兆円ということは、毎年2兆円そのくらいのお金が貯まっていっているんですね。この内部留保と法人税の5%下げた事、さらに法人税1%でも上げれば、8%から10%に増税しなくても財源は賄えるんです。もし、法人税を1%上げないで0.5%でいいというならば、内部留保で企業が儲かった分の株の配当で株主にいっぱい配当金を出していますよ。アメリカの株主にいっぱいだしています。この株主に配当を出している配当金の金融所得課税を課ければいいんです。

今、金融所得課税は安倍政権の意向で20%と言って下げられているんですよ。企業が儲かるように。アメリカが、株屋が儲かるように、この株の金融所得課税は抑えられているんです。もしこれを22%に2%上げて、法人税を今の29.35%ですけれども、これをまた30.5%にすることで2%上げればそんな消費税を増税して10%にしなくて済むんです。

済むんですよ、これは。にもかかわらず金融所得課税問題に20%しか抑えていないというのは誰の意向かといえば、国民の皆さんの生活を考えて、その考えた上での政治判断では無いんです。鑑定団いわゆる、なんでも鑑定団ではないですけれども、安倍首相の官邸の意向でそれが据え置きになっているんです。こういう状態を改めてゆかねばなりません。こういう状態とは、もはや国民に負担を強いる、国民に負担を強いていく、こういう政治を是正しなければならないんです。

銀座4丁目交差点 歩行者天国

3.新党オリーブの木

代表は黒川敦彦

そして、オリーブの木はいろんな候補者が立っております。代表は黒川敦彦といいまして、若干40歳dす。大阪大学出身、そして自ら会社経営し150人の社員を使い、そして会社経営の経験を持って、そして汗水たらして税金を納めて参りました。40歳の若いですけれども、経験を持ってそして経済を勉強して今必要なのは本当に消費税は上げない。さらには、ベーシックインカムを皆さんに5万円づつ支給するぐらいの財源確保は出来るんだ。金融をちゃんと勉強していただいて、アメリカに国債を買わないで、払えなければそんなものは出来るんだという事を、しっかりと分かりやすく説明しているのが黒川敦彦です。

共同代表 正義の大使天木直人

さらに、オリーブの木では、元レバノン駐在、日本大使であった天木直人、天木直人さんは、もう16年前のあのアメリカがブッシュがでたらめのイラクに対する侵略戦争を行いました。その時に小泉政権は、何の躊躇もなくアメリカを支持して、盲目的にアメリカを支持してしまったんです。

大量破壊兵器があるからイラクが悪いんだ。これをつぶさなければ世界がやられるんだ。アメリカがまた9.11の様に、あいう攻撃を受けてしまう。これはまずいのだと言って、そいうシナリオを作ってブッシュがイラクを攻撃して多くの人を殺傷殺害したんですね。

これを、天木さんはそんな事は無いですよ、大量破壊兵器はイラクは持っていない。絶対に支持してはダメダ。戦争犯罪人に加担してはならない。不正義の戦いをやってはならないという事。小泉政権に唯一、多くの駐在大使がいる中で小泉さんに抗議をした正義の正義の大使なんです。

この方が世界をちゃんと見ていて国債正義のあり方、国際的な政治の流れを見て、小泉さんブッシュさんを支持してしまったら禍根を残します。アラブから日本は親日国家、平和国家だったけれども、なんでアメリカについて行ってしまうのか。そういうことを言われかねませんよという事で、小泉さんに抗議をしたんです。

天木直人 駐レバノン日本国特命全権大使を解雇される

そうしたら、小泉さんは何をしましたか?お前はレバノンの大使なんかやっているのはダメダと言って、首を切られちゃったんですよ。トンデモないんです。独裁政権というんですか、小泉さんの横暴というか。

小泉さんは今の日本の経済をがたがたにした張本人です

今になったらですね、原発反対、原発ゼロとか言ってますけれど。あの方は、今の日本の経済をがたがたにした張本人なんですよ。小泉さんは竹中さんと一緒になって、本当なんです。

この小泉さんのやったことに反対したんです。そしてその16年間イラク戦争は間違いであった、検証しなければならない、ちゃんと日本はその落とし前を付けなければならないという事で、選挙にも何回も出て小泉さんと戦ってきているんです。そして今回このオリーブの木を5月20日に立ち上げたんです。まだ新しい政党です。5月の20日ですからまだ1か月半です。だから新党オリーブの木というのですがまだ新しいもんですから、国民の皆さんには浸透しておりません。

五反田駅前 最後の街頭

新党オリーブの木の公約 1.対米自立 2.消費税の廃止 3.ベーシックインカム

しかし、このオリーブの木が訴えていることは、対米自立。消費税廃止。さらにはベーシックインカムを皆様にお配りしたい。こういう事を色々な活動をしてきた人たちが一緒になって集まって、やむにやまれずこの状況を変えなければならないという思いで立ち上がらせていただきました。天木直人、黒川敦彦、溝口晃一、みんな一騎当千のやって来た人たちです。経験は抜群にあります。そして、国民目線で皆さんの事を訴えております。

どうか、まだ作ったばかりのオリーブの木で浸透しておりませんけれど、先ほど事務局からの連絡ですと奈良新聞では比例で国民民主党と同じ1.6%の支持を得ている、新党にしてはなかなかの滑り出しですけれども、どうか皆さん本日と、明日は投票ですけれど、新党ですけれども、本音で日本のこれからの事を訴えられる、そして政治を変えていこうとするオリーブの木に対する絶大なるご支援をお願い申し上げまして候補者である天木直人さんにマイクを渡します。大変長らくご清聴ありがとうございました。

4.最後に

今回の参議院選挙自民党・公明党・維新の会政権与党は議席を維持しました。改憲3分の2にはなりませんでしたが野党議員への懐柔策が仕掛けられていく事でしょう。衆議院選挙が次は行われますが、野党には野党ととしての気概を持って取り組んでいただかねばと感じます。

とても教えられた兵頭正俊氏の「山本太郎へのポピュリスト攻撃と日本型新ファシズム」の動画を添付しておきます。兵頭氏は日本型新ポピュリズムの10のファシズムの形を示してくれています。この内容を聞くと日本のおかしな政策や現状理解に光が与えられます。大変すっきりとまとめて下さって感謝ですので、シエアさせていただきます。

特に何故日本は貧しくなっているのか、貧しくなる政策を国がしているとしか思えませんでした。その理由が理解できたのです。日本型新ファシズムの特徴に合致しているのです。何故、若者が貧しくなるような政策を国はわざと取っているのか、少子化は日本中どの市町村も共通の課題ですがそうなるように国策としてされているのが理解できます。若者は結婚が出来ない状況に置かれています。それは経済的貧しさゆえなのです。若者は子供を産めない様に貧しくさせられているのです。そして、奨学金という借金地獄にさせているのは、やがて徴兵と引き換えに借金返済を免除するという経済的徴兵制が準備されているようです。経済人がすでにこのような発言をしているのをしているようです。危ない時代が来ようとしています。狙いは若者に絞られているように思えます。

しかし、このようなたくらみは無に帰する時代になる事を期待しています。このような悪魔的な策略を無に帰する方法は、日の本の国民が目覚めていく事なのです。それには、日の本の国民の気が変わる事から始まります。良い気を自分の周りに広げていくことで世の中は変わっていくことを信じていきたいです。

兵頭正俊氏「山本太郎へのポピュリズム攻撃と日本型新ファシズム」