内面の声は宇宙意識(神)の声です

愛に生きる道は、内面の声に聴き従う生き方です。その内なる声とは、宇宙意識です。それはまた、神と言っても良い存在です。それは、自分自身の内面の魂が宇宙意識とつながっていますので魂の声であるともいう事ができます。

ですから、内面の声は自分自身の魂の声に耳を傾ける事です。その声は潜在意識を通じて宇宙意識に繋がっているのです。

しかし、その声を聴くことはいかにして行われるのかが問題です。内なる声は色々と聞こえてくるからです。どの声が宇宙意識からの声名なのか?あるいは魂の声なのかを聞き分ける必要があります。

内面の魂の声と一言に言っても、真実に魂の声である場合と顕在意識によって受け止めたメッセージを解釈し始めてしまう事があるからです。

それはその人の経験や知識や常識等が働きかけて自分の顕在意識が解釈を加えてしまうのです。ピュアな内面の声の潜在意識からのメッセージをし素直に受け止める事が出来なくなってしまうのです。

ピュアなメッセージを受け取るためには訓練が必要です。

それを受け取るためにサイキックリーダーたちが、あるいはスピリチュアルに関わる人たちが行っているのが「瞑想」です。「瞑想」をする習慣を持つことは潜在意識の自分自身の魂に繋がる事であり、宇宙意識と繋がる事になるからです。

神の声は細い声であった

それでは、神の声を聞いた事例を世界中で一番読まれている本と言われる聖書から見てみましょう。

【新改訳改訂第3版】
Ⅰ列王
19:11 【主】は仰せられた。「外に出て、山の上で【主】の前に立て。」すると、そのとき、【主】が通り過ぎられ、【主】の前で、激しい大風が山々を裂き、岩々を砕いた。しかし、風の中に【主】はおられなかった。風のあとに地震が起こったが、地震の中にも【主】はおられなかった。
19:12 地震のあとに火があったが、火の中にも【主】はおられなかった。火のあとに、かすかな細い声があった。
19:13 エリヤはこれを聞くと、すぐに外套で顔をおおい、外に出て、ほら穴の入口に立った。すると、声が聞こえてこう言った。「エリヤよ。ここで何をしているのか。」

引用元:旧約聖書 第Ⅰ列王記19章

12節に「火のあとに、かすかな細い声があった。」とありますように、神は細い声を持って臨まれたと言う箇所です。この事は、私たちが内面の声を聞くという学びの良き教材でもあります。「細い声」を持って語られたという事例です。

この事からも、内面の魂の声は細い声として語り掛けて来る場合があるという事です。ですから、心に語り掛けて来る細い声を大切にして聞く事が出来たら幸いです。

心に語り掛けて来る宇宙意識からの声は、「細き声」として語りかけて来るのだと言う理解を持つことは、大切であると思います。