9月2日(日)家のうらで炊事の支度をしていると、裏山でカラスが鳴くので「うるさい」と言うとカラスは鳴くのをやめたというのです。

今度は、家の前の畑に行き野菜を採りに行くと、そこのそばの電線にカラスがとまって「カーカー」とうるさく鳴くので「うるさい」と言うと、カラスは鳴くのをやめたというのです。それでカラスを褒めてあげたと言うのです「うるさいと言うと,鳴くのをやめるのだから。おまえは人間の言葉が分かるんだね。偉いね」と。これは、家内がその日経験したカラスの鳴き声の話でした。

「最近カラスの鳴き声が悪い」とは父親の言葉です。この辺では人が亡くなる前にはその家の近くでカラスが鳴くのだと言うのです。私たちの家の60m程離れた前山の方でカラスが鳴いているので100歳になる人が近所に居るのでその人でも悪いのかなと話していた。

2日(日)の18時ころになって叔母さんから電話がかかって来て、車に乗り切れないのでお父さんを乗せて来てくれないかと言うのです。長男が危ないのだと言うのです。それで、急いで私の父親と叔父さんを乗せて病院に向かった1時間弱かかる場所で高速を使用して獨協医科大病院に着いた。

病室に着いた。この日、叔父さん夫妻の長男が逝ってしまった。二人の子ども高校三年の長男と小学校5年の長女を残してです。46歳という若さでの旅立ちはあまりに早すぎると思います。その前日は元議員の母親が102歳で亡くなりお通夜に出て来たばかりでしたので、46歳の身内の死はあまりに早くとてもやりきれ無い思いがあります。

遺された遺族にとってはとてもつらい事ですし、何よりも家族にとって突然の別れに大きな悲しみにつつまれています。

カラスは知っていたのです。

つづく