神の声を聞くこと
神の声を聞くこと、サイキックリーダー及びスピリチュアルにとっては宇宙意識からの声を聞くという事はとてもダイナミックなワクワクな人生を送る秘訣であると言えます。
ここでは、「神の声」として宇宙意識からの声も含めて統一して扱う事にします。
「神の声」を聴くには、訓練が必要です。誰であっても神の声を聴く事が出来ます。何か特別な人でなければ聴く事ができないとかは無いと思っています。それはサイキックリーダーとしての能力である「直感」という感覚くは誰もが持っている感性であります。
しかし、その感覚を伸ばし、明確な働きに引き上げていくためには学びと訓練が必要になります。そういう事からして「神の声」を聴くための学びと訓練がやはり必要になるのです。今日は、その学びの一例を聖書からお伝えしたいともいます。
少年サムエルが初めて主の声(神の声)を聴いたとき
少年サムエルがまだ幼くて祭司エリの下で修行していた時の事です。サムエルはまだ「神の声」を聞いたことが無かったのです。ところがある日の夜、その神の声を聞いたのですが、その声を神の声とは理解できず、祭司エリの声であると思って祭司エリの所へ行くのです。
そして「私をお呼びですか」と語りますが。祭司エリは「いや、私は呼んでいない、部屋に帰ってお休み」と語ります。幼い少年サムエルは自分の部屋に帰り、そして床に入り寝ていると、「サムエルよ、サムエルよ」と呼ぶ声がまた聞こえました。
そして幼い少年サムエルは再び祭司エリの所に行き「私をお呼びですか」、すると祭司エリは悟ったのです、これは神がサムエルをお呼びになっているのだと。それで、祭司エリは幼き少年サムエルに次のように伝えます「今度サムエルよ、サムエルよ」と呼ばれたらこう言いなさい「はい、主よ私はここに下ります。主よお語り下さい」とそこのように伝えたのです。
その晩、主はサムエルを訪れて「サムエルよ、サムエルよ」と呼ばれたのです。そして、サムエルはエリが教えて切れたとうりに「はい、私はここにおります。主よお語り下さい」と答えたのです。この時に祭司であり預言者サムエルの誕生です。
【新改訳改訂第3版】
Ⅰサム
[ 3 ]
3:1 少年サムエルはエリの前で【主】に仕えていた。そのころ、【主】のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった。
3:2 その日、エリは自分の所で寝ていた。──彼の目はかすんできて、見えなくなっていた──
3:3 神のともしびは、まだ消えていず、サムエルは、神の箱の安置されている【主】の宮で寝ていた。
3:4 そのとき、【主】はサムエルを呼ばれた。彼は、「はい。ここにおります」と言って、
3:5 エリのところに走って行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので」と言った。エリは、「私は呼ばない。帰って、おやすみ」と言った。それでサムエルは戻って、寝た。
3:6 【主】はもう一度、サムエルを呼ばれた。サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので」と言った。エリは、「私は呼ばない。わが子よ。帰って、おやすみ」と言った。
3:7 サムエルはまだ、【主】を知らず、【主】のことばもまだ、彼に示されていなかった。
3:8 【主】が三度目にサムエルを呼ばれたとき、サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい。ここにおります。私をお呼びになったので」と言った。そこでエリは、【主】がこの少年を呼んでおられるということを悟った。
3:9 それで、エリはサムエルに言った。「行って、おやすみ。今度呼ばれたら、『【主】よ。お話しください。しもべは聞いております』と申し上げなさい。」サムエルは行って、自分の所で寝た。
3:10 そのうちに【主】が来られ、そばに立って、これまでと同じように、「サムエル。サムエル」と呼ばれた。サムエルは、「お話しください。しもべは聞いております」と申し上げた。
3:11 【主】はサムエルに仰せられた。「見よ。わたしは、イスラエルに一つの事をしようとしている。それを聞く者はみな、二つの耳が鳴るであろう。
3:12 その日には、エリの家についてわたしが語ったことをすべて、初めから終わりまでエリに果たそう。
3:13 わたしは彼の家を永遠にさばくと彼に告げた。それは自分の息子たちが、みずからのろいを招くようなことをしているのを知りながら、彼らを戒めなかった罪のためだ。
3:14 だから、わたしはエリの家について誓った。エリの家の咎は、いけにえによっても、穀物のささげ物によっても、永遠に償うことはできない。」
3:15 サムエルは朝まで眠り、それから【主】の宮のとびらをあけた。サムエルは、この黙示についてエリに語るのを恐れた。
3:16 ところが、エリはサムエルを呼んで言った。「わが子サムエルよ。」サムエルは、「はい。ここにおります」と答えた。
3:17 エリは言った。「おまえにお告げになったことは、どんなことだったのか。私に隠さないでくれ。もし、おまえにお告げになったことばの一つでも私に隠すなら、神がおまえを幾重にも罰せられるように。」
3:18 それでサムエルは、すべてのことを話して、何も隠さなかった。エリは言った。「その方は【主】だ。主がみこころにかなうことをなさいますように。」
3:19 サムエルは成長した。【主】は彼とともにおられ、彼のことばを一つも地に落とされなかった。
3:20 こうして全イスラエルは、ダンからベエル・シェバまで、サムエルが【主】の預言者に任じられたことを知った。
3:21 【主】は再びシロで現れた。【主】のことばによって、【主】がご自身をシロでサムエルに現されたからである。【NKJV】
1Sa3:1 Then the boy Samuel ministered to the Lord before Eli. And the word of the Lord was rare in those days; there was no widespread revelation.
3:2 And it came to pass at that time, while Eli was lying down in his place, and when his eyes had begun to grow so dim that he could not see,
3:3 and before the lamp of God went out in the tabernacle of the Lord where the ark of God was, and while Samuel was lying down,
3:4 that the Lord called Samuel. And he answered, “Here I am!”
3:5 So he ran to Eli and said, “Here I am, for you called me.” And he said, “I did not call; lie down again.” And he went and lay down.
3:6 Then the Lord called yet again, “Samuel!” So Samuel arose and went to Eli, and said, “Here I am, for you called me.” He answered, “I did not call, my son; lie down again.”
3:7 (Now Samuel did not yet know the Lord, nor was the word of the Lord yet revealed to him.)
3:8 And the Lord called Samuel again the third time. Then he arose and went to Eli, and said, “Here I am, for you did call me.” Then Eli perceived that the Lord had called the boy.
3:9 Therefore Eli said to Samuel, “Go, lie down; and it shall be, if He calls you, that you must say, ‘Speak, Lord, for Your servant hears.’ ” So Samuel went and lay down in his place.
3:10 Now the Lord came and stood and called as at other times, “Samuel! Samuel!” And Samuel answered, “Speak, for Your servant hears.”
3:11 Then the Lord said to Samuel: “Behold, I will do something in Israel at which both ears of everyone who hears it will tingle.
3:12 “In that day I will perform against Eli all that I have spoken concerning his house, from beginning to end.
3:13 “For I have told him that I will judge his house forever for the iniquity which he knows, because his sons made themselves vile, and he did not restrain them.
3:14 “And therefore I have sworn to the house of Eli that the iniquity of Eli’s house shall not be atoned for by sacrifice or offering forever.”
3:15 So Samuel lay down until morning, and opened the doors of the house of the Lord. And Samuel was afraid to tell Eli the vision.
3:16 Then Eli called Samuel and said, “Samuel, my son!” And he answered, “Here I am.”
3:17 And he said, “What is the word that the Lord spoke to you? Please do not hide it from me. God do so to you, and more also, if you hide anything from me of all the things that He said to you.”
3:18 Then Samuel told him everything, and hid nothing from him. And he said, “It is the Lord. Let Him do what seems good to Him.”
3:19 So Samuel grew, and the Lord was with him and let none of his words fall to the ground.
3:20 And all Israel from Dan to Beersheba knew that Samuel had been established as a prophet of the Lord.
3:21 Then the Lord appeared again in Shiloh. For the Lord revealed Himself to Samuel in Shiloh by the word of the Lord.引用元:旧約聖書 第一サムエル記3章
少年サムエルと同じように主の声「神の声」を聴く訓練が必要です
少年サムエルのように、「主の声」(神の声)を聴く事を学んだように、私たちも「神の声」はどのよいうに語り掛けて来るのかを学ぶ必要があります。
始めはサムエルが「主の声」をエリの声と錯覚していたように、私たちも「神の声」を聴いても誰か人の声に聴いてしまうことがあるおではないでしょうか?
そういうことからも、学ぶことと訓練を受ける事は大切です。サムエルには祭司エリが教師として与えられていたように、私たちサイキックリーダーやスピリチュアルに興味を抱く人にとっては、教師的存在や仲間が必要です。そのような方が与えられて共に学びを深めてゆく事が大切あると考えます。